Task Spooler (tsp)
概要
- 数分から数時間かかるプログラムの実行を、印刷キューのように順序よく実行したい場合に用いるプログラム。
- ジョブを管理するツールとしては、このほか、torque (旧OpenPBS) や Slurm が挙げられるが、機能が多すぎる上、設定が面倒という問題がある。
tsp
は簡便にジョブ管理したい場合には、便利かもしれない。
インストール
$ sudo apt install task-spooler
使い方
- ジョブを追加する。
$ tsp COMMAND
COMMAND
: 追加したいジョブの内容
- 実行中および終了したジョブの一覧を表示する。
$ tsp
- 終了したジョブ履歴を削除する。
$ tsp -C
- 実行中のジョブの PID を表示する。
$ tsp -p ID
ID
: ジョブ ID
- task-spooler サーバを終了させる (あまり使わない)。
$ tsp -K
- 実行中のジョブを終了させる。
- コマンドが存在しないため、実行ジョブの PID を確認して、kill コマンドで終了させる。
設定
- 同時実行数を設定する。
$ tsp -S N
N
: 同時実行数