linuxコマンド:nc

文書の過去の版を表示しています。


nc

  • 正しくは Netcat コマンド
  • TCP や UDP のパケットを読み書きするツール
  • 用途としては、対象ホストに対する疎通テストや、ファイル転送に用いる
  • 一般的にファイルを転送するには、scp や sftp などを使うが、暗号化コストで転送速度が落ちてしまうので、純粋に転送速度を上げたい場合はこのコマンドを使うと良い (ただし、セキュリティは犠牲になるので、その点は注意して使うこと)
  • 逆に単純な転送のみ行うため、パイプなどでさまざまな圧縮ツールなどを通すことができる
  • Ubuntu では標準で入っている
  1. サーバ (送信) 側とクライアント (受信) 側で ssh などでログインした状態にしておく
  2. 送受信
    • 送信側
      $ nc -l <ポート番号> < <送信ファイル>
    • 受信側
      $ nc <ホスト名orIPアドレス> <ポート番号> > <保存パス>
      • <ホスト名orIPアドレス>: 送信側のホスト名か、IP アドレスを指定
      • <ポート番号>: 送信側と同じポート番号を指定
      • <保存パス>: 保存するファイルはリダイレクトで保存
  • linuxコマンド/nc.1479949518.txt.gz
  • 最終更新: 2016/11/24 10:05
  • by mumeiyamibito