====== Cinnamon の Sound アプレットに Chromium のコントロールを表示させない ====== ===== 概要 ===== * Cinnamon の Sound アプレット (音量調節アプレット; sound@cinnamon.org) は、以下の機能を持っている。 * 音量調節 * 音楽プレイヤーの制御 (再生、進む、戻る、停止、カバーアート表示) * Sound アプレットの仕様 * 音楽プレイヤーの制御は、複数のプレイヤーが実行されると、プレイヤーの選択肢が表示され、最後に起動されたプレイヤーにフォーカスされる。 * この仕様は、類似のアプレット ''Sound 150%'' でも同じである。 * 問題 * このプレイヤーには、Chromium (Chrome や Vivaldi) も含まれており、Youtube 等の動画サイトで動画を再生すると、プレイヤーの制御が Chrome になってしまう。 * Chrome の動画サイトのタブを閉じた後でも、Chrome にフォーカスされたままになっている。 * 動画サイトで進む、戻るとかしたいわけでもない。 * なのにフォーカスされたままなので、別の音楽プレイヤーの制御ができない (プレイヤーを切り替えればいいのだが、切り替えるのが面倒) * 例: - 音楽プレイヤーで音楽を聴いている。 - Youtube で気になる動画を発見する。 - 音楽プレイヤーを Sound アプレットで一時停止して、Youtube で動画を再生する。{{ :linux_mint:soundapplet_01.png?200 |}} - Youtube の動画を見終わったのでタブを閉じて、Sound アプレットで音楽プレイヤーを再生しようとすると、Chromium にフォーカスされていて、再生ボタンを押しても何も起こらない。{{ :linux_mint:soundapplet_02.png?200 |}} - わざわざ、プレイヤー選択ボタンからプレイヤーを選択し直す。{{ :linux_mint:soundapplet_03.png?200 |}} - 再生ボタンを押す。 * Chrome のほか、Chromium、Vivaldi で症状を確認した (多分、Chromium 派生ブラウザの問題)。 * ちなみに Firefox は、プレイヤーと見なされないので、上記問題は起こらない。 * 解決策 * 純粋にプレイヤーを切り替えればいいのだろうけど、面倒なので別の解決策を紹介する。 * 今回は Chrome をプレイヤーとして見なさない方法である。 ===== 解決手順 ===== - Chrome 系ブラウザを起動させる。 - ロケーションバーに、''%%chrome://flags%%'' を入力する。 (Vivaldi の場合は、''%%vivaldi://flags%%'') - ''Media Key Handling'' という機能を ''disable'' にする。 - ブラウザを終了し、再度起動させる。 ===== 参考サイト ===== * [[https://forums.linuxmint.com/viewtopic.php?t=307614 | Cinnamon Sound Applet Problem... - Linux Mint Forums]] {{tag>LinuxMint Cinnamon}}