====== micro ====== ===== 概要 ===== * [[https://github.com/zyedidia/micro|zyedidia/micro: A modern and intuitive terminal-based text editor]] * Go 言語で開発された CUI エディタ * Go 言語で開発されているため、クロスプラットフォームで利用できる。 ===== 使い方 ===== * 基本的には GUI エディタと同じ。 * カーソルの移動は、キーボードだけでなく、マウスでも可能。 * 範囲選択は Shift + カーソル。 * 矩形選択は Ctrl を押しながらドラッグで複数行 (縦) を選択し、その後 Shift を押しながらキーボードのカーソルを動かしてカラムを選択することで実現させる。 * タブはマウスで選択可能。 ^ショートカットキー^挙動 ^ |Ctrl + q |終了 (Quit) | |Ctrl + s |保存 (Save) | |Ctrl + a |すべて選択 (SelectAll) | |Ctrl + x |切り取り (Cut) | |Ctrl + c |コピー (Copy) | |Ctrl + v |貼り付け (Paste) | |Ctrl + o |ファイルを開く (OpenFile) | |Ctrl + z |元に戻す (Undo) | |Ctrl + y |やり直し (Redo) | |Ctrl + e |エディタコマンド実行 (CommandMode)| |Ctrl + f |検索 (Find) | |Ctrl + n |次を検索 (FindNext) | |Ctrl + p |前を検索 (FindPrevious) | |Ctrl + r |行番号をトグル表示 (ToggleRuler) | |Ctrl + k |行を切り取り (CutLine) | |Ctrl + d |行を複製 (DuplicateLine) | |Ctrl + l |行番号を指定して移動 (JumpLine) | |Ctrl + t |タブを追加 (AddTab) | |Alt + . |次のタブ (NextTab) | |Alt + , |前のタブ (PreviousTab) | |Ctrl + b |シェルコマンド実行 (ShellMode) | |Ctrl + g |ヘルプを表示 | |Ctrl + ↑ |ファイル先頭に移動 | |Ctrl + ↓ |ファイル末尾に移動 | ^コマンド ^挙動 ^ |''%%> quit%%'' |終了 | |''%%> save%%'' |上書き保存 | |''%%> save filename%%'' |別名 (''%%filename%%'') で保存 | |''%%> tab filename%%'' |タブでファイル (''%%filename%%'') を開く | |''%%> hsplit filename%%'' |画面を水平に分割し、分割先でファイル (''%%filename%%'') を開く (ファイル名未指定の場合は、ブランク)| |''%%> vsplit filename%%'' |画面を垂直に分割し、分割先でファイル (''%%filename%%'') を開く (ファイル名未指定の場合は、ブランク)| |''%%> replace "foo" "bar"%%'' |"foo" を "bar" に置換 | |''%%> replace "foo" "bar" c%%''|"foo" を "bar" に確認しながら置換 | |''%%> help%%'' |ヘルプページを表示 | * 参考サイト: [[http://qiita.com/tadsan/items/f0747f09ea5ce863f2ec|いま熱い最新スクリーンエディタmicro ことはじめ - Qiita]] ===== 設定 ===== * 基本設定は ''%%$HOME/.config/micro/settings.json%%'' を編集する。 * キーバインディングは ''%%$HOME/.config/micro/bindings.json%%'' を編集する。 ===== インストール方法 ===== - Go 言語環境を "[[https://golang.org/dl/|Downloads - The Go Programming Language]]" からダウンロードする。ここでは、''%%go1.8.3.linux-amd64.tar.gz%%'' とする。 - Go 言語をインストールする。 ''%%sh $ cd $HOME/Programs $ tar axvf go1.8.3.linux-amd64.tar.gz%%'' * ''%%$HOME/Programs%%'' は任意の場所を指定する。 - Go 言語の環境設定をするため、シェルファイル (''%%~/.bashrc%%'') に以下を追記する。 ''%%sh export GOROOT=$HOME/Programs/go export GOPATH=$HOME/.go export PATH=$PATH:$GOROOT/bin:$GOPATH/bin%%'' * ''%%~/.bashrc%%'' は環境に合わせて変更する。 - Go 言語がインストールされたかチェックする。 ''%%sh $ . ~/.bashrc $ go version%%'' - micro をインストールする。 ''%%sh $ go get -d github.com/zyedidia/micro/cmd/micro $ cd $GOPATH/src/github.com/zyedidia/micro $ make install $ . ~/.bashrc%%'' * ''%%$HOME/.go%%'' は ''%%$GOPATH%%'' で指定されているパスになる。今回は設定していないため、ホームディレクトリに ''%%go%%'' ディレクトリが作成された。 - micro を起動して確認する。 ''%%sh $ . ~/.bashrc%%'' ===== Tips ===== ==== 編集中に別の作業をしたい (micro をバックグラウンドジョブにしたい) ==== * micro では ctrl+z が undo に設定されているため、コマンドにおける ctrl+z (フォアグラウンドのプロセスの一時停止) ができない。 * ここでは、ctrl+z をフォアグラウンドプロセスの一時停止、ctrl+u を undo に設定する方法を紹介する。 * キーバインディングの設定 ''bindings.json'' において、キーに対し、''Suspend'' を割り当てると良い。\\ { "CtrlZ": "Suspend", "CtrlU": "Undo" } {{tag>プログラミング アプリケーション テキスト}}